巷でうなぎに似ているとか似ていないとか話題のうなぎ風練り製品のうな次郎ですが、前々から気になっていたので購入してみました。
せっかくなので今回は本物のうなぎと一緒に食べて、違いを比較してみることにします。
パッケージはこんな感じです。
隙間から覗く商品はうなぎっぽいような似てないような…??
名称は魚肉ねり製品となっています。
パッケージに記載のあるとおり、レンジでチンしてみるとこんな感じです。茶色くてシワシワしてます。
ご飯の上に乗せてタレをかけてみればうなぎっぽくなってきたような…こないような…
裏側はなんだかうなぎの裏側っぽいです。皮はなんらかの魚の皮を貼ってあるのかな??
肝心の味ですが、ふるさと納税でもらったうなぎと食べ比べをしてみました。
まずはうなぎです。
ふんわりとした身に脂の風味、タレの香ばしさとさすが国産うなぎです。安心の美味しさ。
そしてうな次郎です。
食感がふわふわしていて、ふわふわ感だけはうなぎっぽいです。私的には魚肉部分の風味にはうなぎっぽさを感じられませんでした。
ふわふわでしっとりとしたはんぺんに、香ばしさを出すためになにかのエキスで香り付けをしたような風味と食感です。
タレをたっぷりかけると結構雰囲気がでるかも。山椒も好きなのでたっぷりかけていただきました。
美味しいかまずいかといえば美味しいです。今日はうな次郎丼よ~と言われて出てきても文句ないですね。
さすがに本物と比較してしまったので私のなかでは「うな次郎はうなぎではない」という当たり前の結論に達してしまいました。美味しいけどうなぎではありません。かまぼこですね。
商品パッケージにも最初から書いてあるんですけどね。
間違いなくうなぎではありませんが、私としてはうなぎのタレも山椒もついてきますし、うな次郎丼も悪くないじゃん、という感想です。
タレをたっぷりかけてご飯がすすみますし、酒のつまみにもイケると思います。例えば調理してないかまぼこをつまみにお酒だったり、ご飯のおかずにはさみしいですがうな次郎丼やつまみにうな次郎はぜんぜんアリだと思います。パックごとチンしてそのままいただける手軽さはいいと思います。
また、うなぎはタレが美味しいんだよ!と主張する人には私以上に十分楽しんでいただけるものと思います。
今回妻と半分ずついただきましたが、残念ながら妻はあんまり好きじゃなかったそうです。
ふにゃふにゃの食感となにかの香りと味がダメだったそうで、つまり全部ダメだそうです。私は結構悪くないと思うんだけどなあ…
妻と話していると、こういったもどき商品においてはカニカマが美味しすぎてカニカマと比較してしまうとうな次郎なんてぜんぜんじゃん!という内容になりました。
たしかにカニカマは美味しいです。カニと似ているかという点でも最近はすごくカニっぽいカニカマもありますし、カニカマそのものがすごく美味しい。
カニカマは単体であの独特のビニールからちゅるっと吸い出して食べるだけでも美味しいし、マヨをそっと添えればおつまみにもなります。
しかし現在のカニカマはものすごくたくさんの種類があり、需要と供給が大量にあり今までずっと研究されてきた集大成なのだと思います。
きっとカニカマが出てきた当初は今より味が悪かったり、高かったりしたんだと思います。
そうして完成しきったカニカマと、出はじめてきたばかりのうなぎもどき食品を比べるのは少し酷かと思います。
少し話はそれますが、うなぎ大好きの私としては、うなぎの稚魚数減少のニュースやうなぎ絶滅の可能性を報じるニュースなどに心配を覚えます。それでも売ってたら買っちゃうんですけど。美味しいから。
最近はうな次郎のようなかまぼこ系のみでなく、ナマズをうなぎ風に調理したものも販売されていると聞きます。そちらもぜひ食べてみたいと思っています。
メーカーさんには今後もより美味しいうなぎもどきを開発していってもらい、消費者としても(今のところはうなぎの完全互換には至りませんが)積極的に買って応援していくのが将来的にも美味しいうなぎを食べるためによい方向性なのではないでしょうか。