後ろ向き太郎の後ろ向き日記

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東京マルイ M4パトリオット HC 分解方法&サイクル維持して初速95&リポ11.1V対応カスタム!

先日購入した東京マルイ M4パトリオットHCを本格的にカスタムしていきます。

東京マルイ M4パトリオット 11.1V対応応急処置 - 後ろ向き太郎の後ろ向き日記

先日、リポ11.1V対応のためにサイクルを落とそうと考え、モーターをEG1000にデチューンして数マグ使用しましたが結果的には少しだけピストン側を欠けさせてしまいましたね。

初速が80前後と遅めなのでピストンが前進完了する速度が遅くなっているためちょっとは削れるだろうなあ…とは思っていましたので想定内です。

対応方法としてはセクカもいいとは思うのですが、HCなのでもともとセクカされているため初速アップによってピストンが前進完了する時間を早める方向でいきます。

では、早速分解していきます。

 

まずはハンドガードを取り外します。

次にフロントサイトを取り外します。

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上部マウントレールのネジを前後2本外して、上部マウントレールを取り外します。

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前方配線おさえを止めているネジをはずします。

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配線おさえは4本の爪で固定されています。

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ここで前方配線が引き出せるようになるのですが、現状の取り回しをよく覚えておいてください。

しかし、私は組立時に「あえて」元通りの取り回しにしませんでした。

配線おさえを取り外すと、この接続部分にアクセスできます。

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この接続部分を引き抜けば前後分離できる=フロントサイトも上部マウントレールも配線おさえも取り外さなくてよく、かなり分解時間を省略できます。

そのため、この接続部分はあえて配線おさえから出しておきました。

要するに、レシーバーからハンドガード部に行く配線は2本だけ(この接続部分とヒューズ側)なので、この2本さえ引き抜ければ分離できるわけです。

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前方2本の配線がフリーになったら、このプラスチックの配線おさえを取り外します。つめで引っ掛けるとポロッと取れます。

ここまできたら通常のM4系と同様にテイクダウンします。

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後部、前部のピンを押し出し、ボルトフォワードアシストノブあたりをゆっくり押し上げてテイクダウンします。

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前方配線を引き抜きます。

配線ルートが狭いので1本ずつゆっくり引き抜いてください。

これで無事ふつうのM4のレシーバー部になりましたね。

続いてストックエンド部の六角ネジを外し、プレートを取り外します。

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マガジンキャッチを取り外していきますが、このサイズの六角レンチはなかなか手持ちにはないかもしれませんね。私はこちらの精密ドライバーセットを愛用していますが、グリップ内モーターの距離調整にも使うサイズなので非常に便利ですよ。

Xiaomiの精密ドライバーセットがすごくいい - 後ろ向き太郎の後ろ向き日記

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モーターカバーを取り外してグリップを取り外していくのですが、今回この位置のビスがめちゃめちゃナメやすいです。スリム化&軽量化を焦るあまり妙な設計になってしまったのか、注意していたのに雌ねじをナメました。っていうか現物を見てみるとわかると思いますが、雌ねじを構成する部分が薄すぎて、こりゃ崩壊しないほうがおかしいって構造です。

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グリップ底部のビスを外してグリップを取り外します。

着磁のロングドライバーがいいでしょう。

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ちょっと写真の分解時点が前後してますが、ロアフレームについている配線おさえを取り外します。プラスネジ2本です。

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トリガーピンはこちら側から打ち出せばOKです。

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メカボックスを引き抜く前にこの赤枠の名前は忘れたけど給弾系の部品を外しておきます。

組立時もメカボをしっかり固定してからだと、この部品が入らなくなるため注意してください。

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セレクタープレートはSAFEとSEMIの中間くらいにして、メカボを少しゆすりながら取り出します。

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やっとVer.2メカボとご対面です!新品メカボはきれいだなあ…

メカボには特殊ネジが使われていますが、こちらも私は

Xiaomiの精密ドライバーセットがすごくいい

このセット内のいじり止めトルクスを使っていますよ。

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メカボ分解時は大爆発を防ぐため、スプリングエンドからドライバーなどを挿入してしっかり下に押さえつけて開けましょう!

スプリングさえ下に押さえつけておけば大爆発は防げます。

あとは細めのマイナスドライバー等で少しずつメカボを開けていきます。

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いやー、きれいなメカボ内ですねえ。新品なので特にグリスアップなどもしません。

スプリングのみ交換していきます。

あまりメカボに詳しくないのでいけないのですが、ベベルギアが普通のVer.2用と少し違いますかね?逆転防止ラッチとのかみあい部分が少し違う形状をしていました。

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 上が純正スプリング、交換後はアングスのハイサイクル用Sサイズを使用します。

組立時もスプリングエンドからドライバーなどを差し込み、押さえてフタをします。

 

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これは私のコツなのですが、当然一発ではフタは閉まらないと思います。

そういうときはフタする側の軸受からみて、ずれているギアはひと目でわかると思います。

そのずれているギアの軸を針などでツンツンして軸受にいれてやる、2本くらいずれていたら両方ツンツンして軸受にいれてやればパコッと閉まりますよ。

あとは逆の手順で組み立てするだけなのですが、今までのM4になかった部品で少しミスをしてしまいました。

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この部分のアルミプレートです。

M4系の組み立てはミミにばっかり気を取られてすっかり気づきませんでしたが、配線ガード用と思われるアルミプレートが追加されており、見事に曲げてしまいました。

みなさんはご注意ください。

そして、モーターはノーマルのEG30000HCからARES フラットトルクモーターに交換しました。トルク系の低回転型モーターならほかのものでも良いでしょう。

EG30000HCのまま11.1Vリポ運用するとモーター破損orピスクラ一直線な気がします。

あとは、グリップの底蓋の雌ねじをなめてしまったのでグリップを交換します。

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G&P製のタンゴダウンタイプにしましたが、底蓋がスリットになるので放熱対策にもなるし良しとしましょう。

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バッテリーはハンドガード内のスペースが非常に小さいため、結構悩みました。

結果的にはこのバッテリーでもかなりギュウギュウなのですが、なんとか収納できました。

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他のミニSサイズのリポバッテリーは4000円くらいするのですが、こちらは1800円+送料100円でお手軽ですね。小さくて収まりもいいし。

というわけでやっと完成しました!!

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ちょっとピンぼけですが0.2g、セミでの試射です。

ジャスト95m/s!いいですね~

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そしてフルオート!フルでは初速が少し不安定になりますが、サイクルは約25RPS出てます。

サイクルがノーマルと変わりない≒ピスクラはの不安は減っていると私は考えています。

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フルでも安定して91は超えているためサイクルを保ったままかなりパワーアップできていると思っていいでしょう。

片手持ちも余裕のスタイルにこの初速、このサイクル…

かなりいいものができたんじゃないでしょうか!?

次のゲームが楽しみです!