後ろ向き太郎の後ろ向き日記

DIY、エアガン、武器、コインが好きです。

一家に一台ショベルカーの時代!ミニユンボ SS1が我が家にやってきた

私の家は工事業者でもなく、畑や造園もやっていませんがわずかばかりの庭があります。

わずかばかりとはいえかなり荒れ気味で、切り株や大きめの石、段差などがたくさんありそろそろ手作業ではなんともならなくなってきました。

子どもと犬が走り回るためには庭を整備しなくてはいけないのですが、カーポートに電線を引いた際に穴掘りの大変さが身にしみて…あれ以上の穴を掘るのはこりごりです。

いろいろ調べて見た結果、ユンボ(ショベルカー)の仲間のなかでもとても小型のものがあり、一般家庭にも置ける・使えるサイズだとわかってきました。

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コマツ PC01などは公式カタログで一家に一台をうたっており、重量300kgに全幅580mmとかわいいユンボです。

しかしPC01は新車で100万円強!中古でもやや安くなるくらいととても手が出ません…

というわけで私は年式の古い安いミニユンボをヤフオクで探すことにしたのでした。

何週間かヤフオクを探していると、かなり古い機種ですがコベルコのSS1という機種が人気のようで、多く出品されていました。

コベルコ SS1は数十年前に生産終了しているようで、骨董品のようなものだと思います。

話が前後しますが、コベルコに問い合わせてみたところ専用部品は当然ながら切らしているが、汎用部品はきちんと(建機に疎いので他の業界の常識ですが生産終了品の部品は出してくれない所が多いので…)出してくれるそうです。なにかあってもメンテナンスはできそうです。

また、コベルコの営業所に問い合わせてみたところ取扱説明書もコピーなら提供していただけるとのことでした!これは非常にありがたい!

SS1はヤフオクで程度のいいもので40万円弱、状態の悪いもので30万円弱です。

ここで私は安物買いのなんとやら、25万円のあやし~い状態のものを選んでしまいました…

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こんな感じでタウンエーストラックの荷台にしばりつけて来ました。軽トラにも乗りますが高速で帰ってきたため乗り心地重視でタウンエースにしました。

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トラックの荷台に乗せるためにちょっと動かしただけでブームシリンダからはお漏らししまくりです。私は油圧関連の知識は皆無なのに先が思いやられる…

そんなこんなでトラックが自宅に着いたのはいいのですが…

SS1がトラックの荷台に乗ったままエンジンがかからない…

やられました。

燃料ラインを見てみると、コック手前で燃料タンクから落ちてきた超大量のサビで燃料ラインが完全に詰まっています。

燃料タンクにガソリンを入れても完全に詰まってしまって全く落ちてきません。

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コックにもびっしりサビが詰まっています。

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どうやら店頭でエンジンを始動してみせられて、トラックに乗せるまでのガソリンはキャブに直接ガソリンを注入して動かしていたようです。

そうすればタンク~コックまでが死んでいてもエンジンはかかりますからね…

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タンクはサビと腐ったガソリンでドロドロです。

嘆くよりも先にこのトラックはレンタカーなので、とにかくSS1を降ろさないといけません。

必死過ぎて写真はありませんが、私も同じ戦法でいきました。

とにかくコックのサビを取り除き、その部分にひたすらガソリンを注入し、キャブまでガソリンを注入しました。

一瞬エンジンが始動してはキャブのガソリンがなくなり停止、再度注入を繰り返してなんとかトラックからは降ろすことができました…

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さて、とりあえずトラックから下ろしたはいいものの、ここから動かせないままではジャマにもほどがあります。

燃料タンクとコックのサビ取りにも時間がかかるため、とりあえず仮のガソリンタンクを用意しました。

私はアストロプロダクツのサブタンクを使用しましたが、アストロプロダクツのものは付属のコックのタンク側ホース径とキャブ側ホース径が同一のため、キャブ側が細くなっている方が使いやすい場合は他メーカーがいいかもしれません。

とりあえずSS1をしばらく動かす用途には問題なく使用できました。

【アストロプロダクツ】AP ガソリンサブタンク 1L

【アストロプロダクツ】AP ガソリンサブタンク 1L

 

 

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コベルコSS1のコックの燃料タンク側は8Φ、キャブ側は6Φでした。

燃料コックは上部のナット1個で外れました。

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こんな感じでサブタンクを直結します。コックからのホースは8Φなので、漏れ防止にキャブ側でホースクランプを使用しています。

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こんな感じでサブタンクが装着できました。

そしてこのままの勢いで右側に見える階段を降りていったのですが…

必死すぎて写真を撮っていないのですが、ユンボの操作がはじめての人間が階段降りなどしたため、アームを伸ばしすぎて前重心になり、アームが下がって本体が持ち上がり、アームを下にして90°垂直に立ってしまいました。死ぬかと思いました。

幸いSS1は340kgと軽量のため、縦になったものを手で持ち上げることができました。

なんとか階段に接地することができ、(階段を一部破壊しましたが)庭に降りることができました。

そんなこんなで前途多難なミニユンボですが、気長にメンテしていきたいと思います。

とりあえずはタンクのサビ取りに続きます。

コベルコ SS1(ミニユンボ)のタンクのサビ取り - 後ろ向き太郎の後ろ向き日記