最近地域の病院で診てもらったところ腫瘍の疑いありとのことで、大学病院に行くことになりました。
大学病院の先生いわく、地域の病院で撮ったCTスキャン写真では特に異常なさそうだが一応造影CTを撮ってみよう、という流れになりました。
造影CTスキャンとは、血液に造影剤を注射して目的の箇所を見やすくして撮影するCTスキャンです。
検査前には「造影剤を入れると体がポカポカしますけど正常な反応ですからね~」と聞かされていました。
検査室に行くと5~6人待っているようで、検査着で点滴スタンド(↓こういうやつ)で点滴しながら待っている人がほとんどでした。
30分ほど待って私の番がやってくると、検査着に着替えるように言われました。それまで造影剤を入れるのは注射かと思ってたのですが、どうやら私も点滴をするようです。
点滴の針を入れ、点滴をしながらまたしばらく待ちます。
よく見てみると点滴の中身は生理食塩水だったので、あれ?と思いました。
そして順番がやってきて名前を呼ばれ、CT室に入りました。点滴しながら動くなんて慣れていないので万が一引っ掛けてチューブを引っ張ったりしたら痛そうだな…と恐る恐る入っていきました。
CTスキャンの機械に寝転がると、看護師さんが巨大な注射器を機械にセットしていました。(こんなやつです)
(こんなにたくさん入れるのか!!)と思いビビリました…
医師の方が点滴にチューブをつなぎ直していました。最初は体に影響のないただの生理食塩水を点滴しておき、CT室の中で造影剤を入れるんですね。
「まずはお水が入りますからね、痛かったりしたら言ってくださいね」
と言われ、点滴のチューブからなにかが入ってきている感じはしましたが特に違和感は感じませんでしたので「大丈夫です」と答え検査が始まりました。
まずは普通の撮影をしているようでした。
「息を吸ってください」「息を吐いてください」「息を止めてください」という機械のアナウンスに合わせ、呼吸していきます。
数枚撮影したところで医師の方の声がマイクで聞こえました。
「これから造影剤を入れていきますからね、体がポカポカしてきますからね」
と言われました。
その瞬間点滴を入れていた左腕からギュワワワワ!!!!と熱い感じが全身に巡ってきました!!
ポカポカなんてレベルじゃないじゃん!!こんなに妙な感じになるもんなんか!?とビクビクしました。
次の瞬間、股間がジワ~~~と温かくなりました。
まさかおしっこ漏らした!?濡れてる!?
なんだこれ!なんだこれ!と慌ててると機械の「息を吸ってください」のアナウンス。
息がハヘッ!ハヘッ!となってうまく吸えません!!
幸いにも撮影は息を吐いて止めるものだったので息を吐くことはできました…
数回「息を吸ってください」と言われるも吸えない!!を繰り返していると、スピーカーから「きちんと撮影できてますからね、もう少しですよ」とのアナウンスが。私のようにあわててしまう患者さんはけっこういるのかもしれません。
少し機械の中で待っていると血管のギュワワ感もおしっこ漏らした感も落ち着いてきました。漏らしてなくてよかった…
撮影が無事終わり、もともと点滴していた生理食塩水がなくなったら終了となりました。
造影剤を排出するために水分をたくさん取るようにとの説明を受け、帰宅しました。
さて、撮影前にもまれに副作用として発疹、かゆみ、むくみなどが発生することがあるとの説明を受けましたが、撮影当日夜は体がすごくむくみました。
こちらが病院でもらった案内です。
そして翌日から体中に発疹が…薬でじんましんが出たのは初めてです。というよりじんましん自体初めてだと思います。かゆい…
(以下発疹画像注意です!!)
今も体のいろんなところにボツボツが出ています。病院行ったほうがいいのかな…
調べてみたところによると造影剤で副作用が出る方は5%程度だそうで、私はレアなほうなんですね。
というわけで今回は・造影剤が入る瞬間は意外とビックリする、・造影剤で副作用が出る人もいる、ということでエントリとしました。
肝心の検査のほうは何もないといいんですけどね。