私は車にTPMS(タイヤ空気圧監視装置)をつけています。
少し前のことですが、TPMSのおかげで空気圧低下を察知でき、微小なパンクにいち早く気づくことができ惨事をまぬがれた、という出来事がありました。
こちらのTPMSはソーラー電源のみで、今も元気に稼働していますよ。
このように、普段は正常な空気圧を表示しています。ご覧の通り外気温が低いので、少し低めになっていますね。
さて、パンクの件ですが、我が家では主に妻が車を運転します。
妻はこのTPMSの値をを普段からよく確認してくれていて、ある日他のタイヤが「2.5」(Bar)を示しているのに、左前のタイヤだけ「2.2」を示していることに気づきました。
すぐに妻は私に伝えてくれたため、何らかの原因で少しだけ空気が漏れた可能性も考え、その日は他のタイヤと同じ2.5まで空気を補充し、次の日まで様子を見ることにしました。
そして次の日になってみるとそのタイヤだけまた「2.3」に低下していました。
これはおかしい、ということで妻がショップに持っていってみるとごくごく小さな穴だったそうですが、タイヤがパンクしていました。
タイヤの空気圧は2.3まで下がっていても当然自走できるため、JAFなどを呼ぶ必要もなく、自走で修理ができる店まで持って行けて幸いです。
なにより、本当に良かったのがこのパンクの直後に高速を走る予定をしていたことです。
もし、TPMSが無かったら…
タイヤの空気圧が2.5から2.3に低下していることに気付ける方はいますか?
空気圧計を使っても誤差かな?と思ってしまうような変化だと思います。
実際、空気圧が下がっている状態で蹴ったり触ったりしてみても当然わかりませんでした。
TPMSが無かったらパンクした状態で高速を走ることになっていました。前述したとおり、運行前確認をしたとしてもタイヤを蹴ってもわからない状態でしたので、そのまま走っていくことになります。
今回は事前に気づけたため、微小な穴で済みましたしたが高速走行の衝撃で大きなパンクに発展し、そのままバーストでもしたら…ホイールや車体へのダメージだけで済むわけもなく、大事故になる恐れが大いにあります。しかも我々は高速道路にあまり慣れていません。
しつこいようですが本当にTPMSをつけていてよかった、と思いました。
さて、ここまでは良かった~という話なんですが、ここからはちょっとモヤッとした点です。
ブレーキ、タイヤ、燃料の確認は運転者の義務、ということは重々承知しているのですが、それを踏まえた上の愚痴です。
私のシエンタは2020年8月にトヨタのディーラー系列の中古車店で購入しています。
ディーラー系列の中古車店で購入しているため、納車にあたっての点検はトヨタのディーラーで行っています。
納車時の点検整備記録簿には、検査日は2020年8月、タイヤ残溝は4.5mmと記載されています。
タイヤの溝は新品で8.5mm程度なので五分山だな、交換を意識してもいいけどそこまで今すぐに、というほどでもないなと考えていました。
前述したようにタイヤの残溝の管理も運転者の義務なのですが、天下のトヨタが4.5mmだと言っているのだから4.5mmなのだろう、と思いそのまま乗っていました。
そして2020年11月にパンクが発生したのですが、ショップの店員さん曰く
「溝は2mmもなかった」とのこと。溝が減りすぎ、かつ経年劣化によってパンクしたと見られるそうです。
この時点でシエンタを購入してから3ヶ月、だいたい300kmくらいしか走っていなかったはずです。300kmで2.5mmも溝が減りますかね??
なぜここに引っかかりを感じるかというと、この車、納車時から確かに溝が明らかに少なかったんですよ。何度も話が戻りますが溝が少ないと思ったなら点検・整備しないといけないんですが、天下のトヨタが五分山だと言うからそれでいいと思ってしまったんですよ。
今になって思うのはタイヤを交換してもらう前に残溝を自分で測っておけばよかったと思います。
私が知らないだけで、妻が夜な夜なバーンアウトしてタイヤを消耗していたのかもしれませんからね。
まあ、私は納車時から残溝が2mmくらいしかなかったのではないかと思います。
ではなぜ納車時の点検整備記録簿に4.5mmと記載されているか?
それは私が購入したシエンタは車検切れの状態で、ディーラーが車検をして販売する車だったから、残溝2.0mmなんて記載したら車検を通せないからでしょう。
今回の出来事で、やはりいくら大手のディーラーなどでも任せっきりはよくないと実感しました。
任せて安心、はやはり無責任で、任せてかつ自分でもチェックする、運転者の責任はしっかり果たすべきと再確認しました。あとTPMSは本当に絶対に必要。