これはずいぶん前にDIYしたものですが、私がDIYで作ったもののなかで一番よくできたものでした。
見た目はよくないところもありますが、コストパフォーマンスと使い勝手で言えば市販品を超えたと思っています。
我が家の第一子が誕生する際に、沐浴後などに赤ちゃんを着替えさせるためには着替えるための台が必要、という話になりました。畳の部屋があるご家庭なら畳に座布団でもいいでしょうが、我が家では畳の部屋はあまり使っていません。
ベビーベッドを使うにしても、冬などは風呂場から寒い廊下を通ってベビーベッドのある部屋まで移動させて着替えさせるのも赤ちゃんに負担をかけることになります。
というわけで脱衣所に置ける着替え台を自作することにしました。
まず、完成品がこちらです。
ちょうど手が届く高さで赤ちゃんを着替えさせることができます。
使わないときはこのように折りたたんで収納することができます!これが市販の着替え台では実現できない!
写真で見てわかるとおり、我が家の脱衣所はせまいです。これが市販の着替え台だったら常時出しっぱなしなので、脱衣所で他の人が着替えできなくなってなんの意味もありません。折り畳めるようにできてよかった…
順序が前後しますが、作り方を紹介していきます。
まず、設計はこのように設計しました。
木材はすべてワンバイ材で設計しています。
この画像で左側を壁に蝶番で固定して折りたたみ可能にする構想で設計したのですが、最終的に左側の脚は不要かつ取り付けられないので2本脚になりました。
あと、この設計のままだとベビーマットが固定できませんね。固定できるように両端に木材を足しています。
ベビーマット部分はIKEAのベビーケアマットを使用しており、それに合わせたサイズになっています。
着替え台と壁とを蝶番で接続し、着替え台本体が持ち上がるようにしています。
ネジは石膏ボード用のアンカーを使用しています。
このように持ち上がります。
前の2本脚は少し小さめの蝶番で固定し、本体を持ち上げると脚もたたまれるようにしています。
そして、ここが最も肝心なのですが、蝶番のおかげで持ち上がった着替え台を壁に固定する部分です。これはいい部品がありました!
レバーラッチという部品です。
着替え台側に金具をセットしておき、
壁側には受け側の金具をセットします。
これで収納するときは着替え台を持ち上げるだけ、展開するときはレバーを軽く押すだけで展開できるようになりました。赤ちゃんを片手で抱っこしていても片手で展開、収納ができます!
このような形で、妻も満足する良いものができてよかったと思います。ほんとは1年くらいだけ使用するつもりだったものがもう3年以上壁にくっついているのは想定外だったのですが…上の子、下の子のときともに活躍してくれました。
ちなみに、これを作った当時はまだ販売されていなかったのですが、最近はIKEAにも安いおむつ替え台が売られていました。
スニーグラル、5000円弱ですね。私が作った着替え台よりは高いですが、べらぼうに高いわけではありません。折りたたみでなくていいならこれでもいいでしょう。
私がこの着替え台を作ったころは、IKEAにはもっと高いおむつ替え台しかなかったんです。この25000円くらいするようなやつしかなかったかな??
そのため、自作という発想になりました。