娘が水筒の紐を掛けるボッチを引っ掛けて折ってしまいました。
こういう力のかかる部分は瞬間接着剤などでくっつけてもすぐに取れてしまいますよね。
水筒の紐を掛ける出っ張りに限らず、折れてしまったプラスチックのおもちゃや生活用品を直すことができるかもしれない方法です。
用意するものはエポキシ系接着剤、ライター、虫ピンまたはゼムクリップです。
(これだけのつもりでしたが結局リューターも使いました)
そう、ご想像の通り接着剤でくっつけたところに熱したピンを通して補強にしてやろうというわけです。
右が正常なやつ、左が折れたやつです。
虫ピンを解体して中の針を取り出します。先端が尖ったままの方が補強として打ち込む際に楽かなとも思ったのですが、子どもが使うものなのであとあとこれが露出して手を切ったら嫌だなと思い先端は落としました。
虫ピンはおしりに出っ張りがあるので、今回は水筒のボッチ側に虫ピンのおしりを当てれば抜け防止になるし、虫ピンのお尻を埋め込む側にしてエポキシ接着剤で埋めこんでしまうなどいろいろ応用が考えられますね。
とりあえずエポキシ系接着剤で接着します。
こういう硬化まで押さえていないといけない場合はハイスーパー5がすごくいいです。
60分硬化のやつとかを押さえてたら手がイカれてしまいます。
さて、完全硬化までいかずネッチョリくっついたくらいの頃合いに、ライターで熱したピンを突っ込みます!両手を使っていたので写真はありません!
…すみません、熱が途中で冷めてしまい奥まで差し込めませんでした…もっとチンチンに熱すればライターだけでいけたと思います。
こっち側は貫通できたのですが、本体側は無理でした。ちょっと痕がついただけ。
痕がついている部分をリューターで深くしていきます。
どうせリューター使うなら最初から真ん中に穴を開けとけ!と思われるかもしれませんが、私は不器用なので縦にきれいにボッチと本体側の円筒を貫く穴を開けられる気がしません。熱したピンは必需品でした。

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あらためてハイスーパー5をたっぷりと塗布し、はみでた部分を拭います。こういう接続面が細いものは接着剤をあえてはみ出させて少しでも接着力を上げたいなと思ってそのようにしています。
ピンが斜めなので少し出っ張っていますがけっこうイケそうじゃありませんか?
子どもが使うものなのでかなりの耐久力が要求されそうなのでどれだけ保つかですが…なるべく保ってほしいところです。
4月26日追記:折れてしまいました。
やはり接触面が小さいんですよね。
接着剤を変えて同じ方法で再チャレンジしてみます。もう1回折れたら接着方法を変えてみようと思います。
あと、補強のピンは押しピンじゃなくて細い釘でもいいですね。
ボンドEセットで接着してみます。我が家にある最強の接着剤です。
ボンドEセットは90分で硬化開始なのでしばらく安定して置いておく必要があります。
私はこのように出っ張りがあるものを、出っ張りを下にして立てておかないといけないときは出っ張りをペンチの穴に入れてしまって立てておいています。
本当はなんかこう、クネクネ曲がって挟むことができて、部品なんかを固定しておけるような治具があったような…?ないような…?
4月30日追記:また折れてしまいました。
そもそもこんな小さいポッチを接着するなんて、接触面が小さすぎるんですよね。素材も接着剤が食いつきにくいツルツルのプラスチックですし。
もうこの破片はあきらめて、新たなポッチを付けることにします。
新しいポッチを付けるため、破損面を平らにします。
ほんとはこのディスク、切断ディスクですね。側面で研磨してはいけないやつですね…まあ自己責任で…
ほんとはちゃんと下のもののような研磨ディスクを使ったほうがいいのでしょう。さがせばこれもどっかにあると思うのですが…
削ったあとです。まだ段差がありますが、これ以上削ると水筒の紐のフックが入らなくなります。
ここにどんなポッチを付けるか…軸が細くて頭が大きいもの…と考え、そういえばこんなものもあったなと思い出しました。
アルバム用ネジです。これなら軸が細くて頭が大きい。
リューターでネジを入れる穴を開けます。
少し斜めになってしまいましたね。ボール盤を使うまでもないと思い手作業でなるべく垂直を心がけたのですが、かなり不器用な方なので仕方ないか…
ボンドEセットを穴の方に入れ、アルバム用ネジをねじ込みます。
けっこういい感じじゃないですか?
水筒の紐側のフックとのサイズ感も悪くありません。
子どもに「〇〇ちゃんの水筒メタルカスタムにしといたよ!」と渡したところ、「キラキラになってる、かわいい~」と割と喜んでいました。