後ろ向き太郎の後ろ向き日記

DIY、エアガン、武器、コインが好きです。

少しずつ銀貨を集めています

最近は米国株暴落に続くロシア・ウクライナ問題で株価が世界的にだいぶ下がってしまいましたね。

私は流行っているものを買ってしまうたちなので、米国株が流行っているときに少し買っていて損切りもしないのでけっこう含み損が出てしまいました。

本来は安くなっているものを買うのがスジだと思うのですが、私はとても勇気が出ず…

最近はこういった有事でも価値がゼロにはならず、むしろ高騰することもある貴金属に興味があります。

…というのは建前で、貴金属はキラキラしていて所有欲を満たされるので、きれいでいい感じなので欲しいだけですね。

しかし、金・プラチナは2022年3月現在、金は7800円程度、プラチナは4300円程度と全然気軽に集められるものではありません…

というわけで以前と比べれば高くなっているのでしょうが、まだそこまで高くない銀を集めています。

私はアクセサリーなどには全く興味がないので、銀貨を集めています。

銀・銀貨はいい投資なのか?

コイン商などの銀貨を売る方は「地金型」、「投資用」と銘打っていますが、実は地金として考えたり、投資として購入するには銀貨には少しプレミアが付きすぎています。

ここでいうプレミアは希少価値ではなく、割増分、つまり手数料のことです。

例えば、これは私の持っているメイプルリーフ銀貨ですが、この銀貨は純度99.99%の純銀31.1gを含んでいます。

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このメイプル銀貨は楽天で4720円で購入できます。

が、このメイプル銀貨を「地金として」売却した場合、2022年3月現在、買取店にもよりますが高くとも2100円程度にしかなりません。

つまり、銀価格が現在の2.3倍まで上がらないと「地金として」利益が出ることはないのです。

なぜなら、現在の純銀の販売価格は1g100円程度なので、3110円の純銀の原価に、コインとしての鋳造コスト、発行元の利益、流通コスト、卸の利益、小売店の利益など様々なものが乗ってしまっているので、銀貨が小さければ小さいほどそれらのコストの割合が大きくなり、割高になってしまっているのです。

ざっくり考えて買ってすぐ売ると55%程度のスプレッドが発生する…投資として考えると超々恐ろしい取引ですね。

特殊な銀貨で、発行枚数が限られていたり、プレミアがついて人気のある銀貨に、鑑定がついている場合は別で、それは喜んで買い取られるでしょう。

しかし、上記のメイプル銀貨や以下に紹介する銀貨たちは特に珍しいものでもなく、投資としてすぐに利益が出るわけでもありません。

こう書いてしまうとじゃあなんで買うの?と言う感じですね。

私は、銀はキラキラしてきれいでいい感じになる、趣味のコレクションアイテムだと思って集めています。

以下に私の持っている銀貨をかんたんに紹介します。

儲かるわけではありませんが、興味のある方は一度購入して手にとってみるのがいいと思います。銀貨は細工が美しく、手に持つと意外なほどズシリと重く、私の言っている「イイモノ感」がわかっていただけるかと思います。

カナダ・メイプル銀貨

投資目的や手頃なインゴットが流通していない銀の地金のかわりとしてよく購入される、定番の銀貨です。

カナダ造幣局発行で、片面にはサトウカエデ(メイプルリーフ)が描かれ、片面にはエリザベス2世が描かれています。

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純度99.99%の純銀1トロイオンス(約31.1g)でできており、額面は5ドルです。

アメリカ・イーグル銀貨

アメリカ造幣局発行の銀貨です。1986から現在も発行されており、世界的に人気があります。

表面にはウォーキングリバティ(自由の女神)、裏面にはアメリカ合衆国の国章を元にした盾を構える鷲(Type-1)が描かれています。2021年にデザイン変更され、Type-2としてハクトウワシが木にとまっている姿が描かれています。

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こちらは従来のType-1です。

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こちらはType-2です。

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純度99.9%の純銀を1トロイオンス(31.1g)含んでいます。

アメリカ・スコッツデールミント リザーブ銀貨

こちらは法定額面がないので、正確には銀貨ではありません。メダルやインゴットの仲間ですね。

アメリカの民間コイン製造会社であるスコッツデール社が発行している純銀メダルで、純度99.9%1トロイオンス(約31.1g)でできています。

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表面にはライオンの紋章と、角度によって見え方が変わる文字が描かれています。(2020年版)

裏面のライオンと2020の文字も角度で浮き出ているように見えます。偽造防止対策だと思われますが、よくできたコインです。

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アフリカ ガーナ共和国・アフリカヒョウ銀貨

ガーナ共和国が発行している、アフリカのヒョウをモチーフにした銀貨です。額面は5セディです。

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こちらは2020年版ですが、毎年デザインがガラッと異なり、集めがいがありそうです。デザインもよく、レリーフの凹凸も深く、美しい銀貨です。

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反対面のエリザベス2世の背景はヒョウ柄になっており、ユニークなデザインとなっています。

純度99.9%の純銀1トロイオンス(31.1g)を含みます。

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オーストラリア・クッカバラ(ワライカワセミ)銀貨

1990年から続いている、銀貨のシリーズです。オーストラリア・パース造幣局が発行しており、額面は1ドルです。

そのなかの一つ、ワライカワセミの銀貨です。

表面には庭園に止まるクッカバラ(ワライカワセミ)が描かれています。

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裏面にはエリザベス2世が描かれています。

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純度99.99%の純銀を1トロイオンス(31.1g)含んでいます。

オーストリア・ウィーン銀貨

オーストリア造幣局が1989年から発行している、投資型、地金型として定番の銀貨です。

コインにはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が描かれており、表面にはパイプオルガン、裏面にはビオラ・バイオリン・チェロ・ハープなどの弦楽器がデザインされています。

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99.9%の純銀を1トロイオンス(約31.1g)含みます。

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イギリス・ブリタニア銀貨

イギリス王立造幣局が発行している地金型銀貨で、額面は2ポンドです。ブリテン島を擬人化した女神、ブリタニアが描かれています。
私の持っている2021年版には、偽造防止のために、角度を変えると浮かび上がるトライデントの模様が入っています。

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純度99.9%の純銀を1トロイオンス(約31.1g)含みます。

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オーストラリア・カンガルー銀貨

オーストラリアのパース造幣局が発行しており、額面は1ドルです。

こちらもオーストラリアの動物が描かれた銀貨のなかで人気のものですね。カンガルーがかわいいです。

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私の持っている2021年版には偽造防止としてマイクロレーザー刻印がされているはずなのですが、小さすぎてよくわかりません…

もちろん私の持っているものは本物なので、顕微鏡を持ってきて確認するほどもないか、と思っています。

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裏面にはエリザベス2世が描かれています。

純度99.99%の純銀を1トロイオンス(約31.1g)含みます。

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さて、ここまで書いて気づきましたがけっこう集まってきましたね!しかし、銀貨には数え切れないほどのさまざまなデザインがあり、魅力的に感じてしまいます。

最初にあまり魅力的な投資ではない、と書きましたがコレクションとしてはとても魅力的なのも事実です。怒られない範囲で、コツコツ集めていくのが楽しいかなあ、と思っています。