※このエントリは模倣品、偽ブランド品の入手や使用を助長するものではありません。騙されて偽ブランド品を掴まされないよう、偽ブランド品の特徴を紹介し、注意喚起するものです。
Moonswatchとは?
Moonswatchとは、スウォッチ・グループであるオメガとスウォッチがコラボし、オメガのスピードマスターをモチーフにし、本来ならば非常に高価なスピードマスター ムーンウォッチを33500円という低価格で発売したことで人気となっているモデルです。
スウォッチはMoonswatchは数量限定ではないとしていますが、その人気から品薄が続き、オンライン販売などもしていないためなかなか入手できなくなっています。
そのため、各フリマサイトなどで転売が頻繁にされており、2022年12月現在はわりと落ち着いてきましたが、人気色などは非常にプレミアがついて取引されています。
Moonswatchの偽物はあるの?
Moonswatchの偽物はあります。フリマサイトなどで、評価の悪い出品者や、商品本物の画像がなく、スウォッチホームページから転載した画像のみの出品はかなり怪しいと思ったほうがいいでしょう。
商品画像が本物でも、偽物を送りつけられる可能性もあります。一番いいのはフリマサイトなどを利用せずスウォッチ公式店舗で買うのが良いんですが、このMoonswatchに関してはスウォッチもわざと品薄と行列を作る売り方をしているのでなかなか買えませんよね…
Moonswatchの偽物と本物の比較
私はMoonSwatch Misson to PLUTOを所有しているため、こちらについて本物と偽物を比較していきます。
まずは外箱です。
左が偽物、右が本物です。
本物の箱はエンボス加工してあるのに対し、偽物の箱はサラサラしています。
こちらが本物です。
こちらは偽物です。
内箱も同様です。本物はエンボス加工が施されていますが、偽物はただの紙です。
開封してみます。比較してみるとよくわかりますが、全然違いますね!
こちらは本物です。プラスチック製(バイオセラミック)といえど、各部のエッジが立っており、サラサラとしたマットな質感をしています。
こちらは偽物です。
見るからにプラスチック!各部のエッジがタラっとしています。
こちらは偽物に付属していた説明書、保証書です。なんとレシートも付属しているんですね…偽物ですが。偽物のレシートはVENUSになっています。
こちらは偽物の保証書です。
フォントや印刷がかすれて怪しいですね。
偽物と本物の保証書を比較してみます。
右が本物ですが、これは偽物だとわかっているのでかすれている、とか思うのであって騙されて掴まされた場合はこれだけだと難しいかもしれませんね…
偽物、本物それぞれに付属してきた説明書の印刷の比較です。
上が偽物、下が本物です。偽物はインクジェット印刷のような縞模様があり、明らかに品質が悪いですね。
こちらも偽物の説明書のカラー部分です。かすれてしまっていますね。
こちらは偽物の説明書の、取扱説明部分です。
まさしくコピー機にかけたような、網掛け部分にモアレが出てしまっています。
こちらは本物の取扱説明書です。この薄い網掛けをコピー機にかけたら、偽物のようにモアレが出るのかなあと想像できます。
時計本体も比較していきます。
左が偽物、右が本物です。
そもそも色がぜんぜん違うんですよね…
ベルトは色が違う以外は割としっかりしていますね。
あと、偽物は内箱が少しくたびれていました。
こちらは偽物の内箱です。
こちらは本物の内箱です。
さて、ここが最大のツッコミポイントだと思うんですが…
偽物はサブダイヤルがやたらと赤い!そして凹んでない!んですよね…
これが真っ赤な偽物ってやつですか?
裏面は素材自体の色が違うのと、偽物は冥王星のプリントがぼやけていますね。MISSON TO PLUTOの文字もにじんでいます。
他にも各部を比較しているので、載せておきます。
どちらが偽物かはもう説明不要ですね。
この画像は腕時計側面のエッジが立っているのと、タラっとぼやけているのがよくわかりますね。
Moonswatchの偽物を見分けるポイント
①信頼できる販売者か?
前述しましたが、スウォッチ公式から買うのが一番です。もう少し待てばネット販売も解禁されるかもしれませんし、最近はポップアップショップが全国各地に出店しています。やむを得ずフリマサイトなどで買う場合は、出品者の評価をよく確認しましょう。
②レシート、保証書、説明書は正しく、鮮明か?
私は海外購入のレシートはなんとなく気になるんですが…プリンターで打ち出したレシートなどでなく、レジから出てくるレシートがついており、保証書と説明書が違和感なく鮮明かどうか確認しましょう。
③時計本体の質感はどうか?
時計本体の素材が、マットで、サラサラとしており全体の角やエッジ部分がきちんと立っているか確認しましょう。ツルツルしたプラスチック感丸出しの素材だとあやしくなってきます。本物もバイオセラミックと銘打っていますが、やはりプラスチックなので多少は安っぽいのですが…
④デザインは正しいか?
スウォッチ公式ページの画像は、コントラストが強調されていて少し実物とは色合いが異なるので、SNSなどを活用するのもいいでしょう。ダイヤルや刻印、各部のデザインが正しいか確認しましょう。
PLUTOに関してはこのページに載っている本物の写真は間違いなく本物なのでご参考になさってください。