前回からの続きです。
安くてパワフルなワットメーターの代用が欲しくて電力量計を購入してしまいました
大崎電気工業 A6CA-S31Rです。
室内に設置するのも現実的なサイズです。床にポンと置いておくわけにはいきませんが…
ただ、問題が1点あり、こちらの電力量計は単相3線用です。(家庭は分電盤まで単相3線式、部分ブレーカーから先はコードが2本の単相2線になります)
誘導型(円盤がくるくる回ってるやつ)ならまだしもデジタル式の電力量計で、単相3線用のものを単相2線で使用すると起動すらしないのでは?とも思いました。
また、単相3線用の電力量計で2線のみ計測すると、欠相状態と同等で計測できないという説もあったので実験してみました。
試験用配線はこんな感じです。
電力量計の1S-2S間のみに電源を供給しています。
コンセントを差し込んでみると…
無事に起動しました!結構回ってますが、カンストするとどうなるんでしょうね?
ここで、適当な負荷でちゃんと計測しているか実験してみます。
ボロくてお恥ずかしいんですが1350Wの電気ストーブです。
こちらを30分間つけっぱなしにしてみました。
0.675kWhくらいメーターが上がっていてくれたら正常に計測できていそうな気がします。
そして30分後…
ちゃんと計測してくれていました!!
9746.24-9745.71=0.53kWh で、だいたいちゃんと計測できてそうです。(7円くらいですかね)
結果としては、
電力量計はワットメーターのかわりに使えるっぽい
単相3線式用電力量計は単相2線でも使えるっぽい
ことがわかりました。
結果論ですが、家庭の分電盤でも三線のうちどちらか一方に負荷が偏っている状況だそうです。その偏っている状況で正確に計測できなくてはおかしいので、完全に一方に偏っている状況でも計測できて当然、とも言えると思います。
デジタル式電力量計が2線のみの電源供給で起動してくれたのはラッキーでした。
こういう使い方を想定していないためか、情報がなかったので…