今日は唐揚げが食べたい気分だったので足を伸ばして大須に行ってみました。
大須といえば李さんの唐揚げが定番ですが、
李さんの新天地通店の近くにあるまる芳というからあげ屋さんもずっと気になっていました。
特に他の方の感想は読んだことなかったんですが、天下の李さんの近くで何年もやってるんで李さんと競合できるくらい美味しいんじゃないか?と思っていました。
値段も強気で李さんの台湾唐揚げ500円に対し今回食べてみた極上うまだれは5個で530円。
李さんの唐揚げを初めて食べたときの感動を求めてまる芳の唐揚げを買ってみました。
店頭に並ぶと多分店長だと思いますが、まず
「少々お待ちください」の一声。
「持ち帰りの袋はありますか?」
少し苛立った様子で「少々お待ちください」
…しばらく待ったのちもう一度聞いてみました。
「持ち帰りの袋はありますか?」
「ありますよ」
…非常にそっけない感じでした。待ってろって言われたので待ってるのがスジですが、なかったら待ち損になるのであるかないかくらい先に教えてくれたらいいのになーと思いました。「ありますよー少々お待ちください」くらいなことを言う余裕はなかったのかな…
待たされていた状況はほかのお客さんに提供する料理を準備していたからですが、既に料理は完成しており渡すだけであるかないかを伝える余裕は十分にあったと思います。
チーズドッグ完成して渡すだけでしたしね。
また、「あります」の4文字を言ってくれなかった理由としては、袋の在庫があるかわからなかった可能性もありますが、その後に袋の在庫を確認していたわけではありませんでしたので「待ってろって言ったでしょ、2回も言わせんな」と感じてしまいます。
普段はサービス業の接客はアメリカンな感じで適当でいいじゃん、と思ってるのですがそれは商品が十分によかったらの話です。
これがアメリカンな感じだったら
「持ち帰りの袋ある?」
「あるよ、何にする」
「から揚げ」
「あいよ、から揚げ」
ってなイメージです。
適当でアメリカンなイメージの接客ですら何にする?くらい聞いてくれそうな気がします。袋ありますか?でありますって…お待たせしました。ありますよーとか袋ありますよ、何になさいますか?言えなかったんですかね?
「では極上うまだれの5個を持ち帰りでお願いします」
「自宅用ですか?」
「はい」
と、伝えたところ冷蔵庫からいきなり口をシールした状態でパックに入った唐揚げが出てきました。
揚げたてじゃないのか…
持ち帰り用は揚げたてじゃないほうがいいんでしょうかね。どうなんでしょうね。
冷めちゃいますしね。
でもすぐ持って帰りますって言ったし、でも持ち帰りは揚げたてじゃないですって教えてほしかったなあ…
持ち帰りは冷めた物ですがよろしいですか?とか温め直して召し上がりくださいとかそういうのはないんですかね?
特に温めてくれとも言われなかったので一抹の不安を覚えながらも、李さんの唐揚げを買いにいきました。
「台湾唐揚げお願いします」
「今ですと揚がるのに10分程度かかりますがよろしいでしょうか?」
李さんの唐揚げはいつもどおり活気があり、若い人が店の前で食べたり、SNS用っぽい写真を撮ったりしていました。
10分かからずに揚げたてをいただき、持ち帰りの手提げ袋をもらいました。
さて、家に持ち帰って比較してみました。
左が李さんの唐揚げ、右がまる芳の唐揚げです。
うーん…少ない…李さんより高いのに…
重量も計ってみました。
まる芳の唐揚げ5個入りは141g、李さんの台湾唐揚げは175gでした。
0.8倍。20%の差は大きいなあ…
さて、肝心の味ですが…こちらはまる芳の唐揚げです。
晩ごはんに食べたのでキャベツと一緒ですが気にしないでください。
冷めたものを頂いたので家で軽く温めなおしています。
まず、衣はサクサクです。冷めてもサクサクなのはいいですね。
でもまあ片栗粉使って家で唐揚げしてもこれくらいサクサクだと思います。
肉は歯ごたえのあるもも肉で、少しジューシーさが少ないように感じました。
肉にしょうゆ系の下味が染み込ませてはありました。
まあでもお母さんに唐揚げに味染み込ませてねって言えばこれくらいやってくれるでしょう。
うまだれはたれびんに入れてくれました。
かけて食べてみましたが、しょうゆ系のタレをかけた唐揚げだなって感じでした。
タレはほぼしょう油+黒糖くらいで間違いないと思います。とろみもついていないため、煮詰めていないかもしれません。
結論として「お母さんが作ってくれるうまい唐揚げ」くらいの美味さでした。
普通に美味しいんですけど、530円出しては絶対にもう買わないな。
普通のから揚げが食べたい人にはいいかもしれませんが、さのや(近所のスーパー)でから揚げ買ってくれば普通に美味しくて530円よりは普通に安いでしょ。
李さんの唐揚げはいつもどおりの美味しさです。
ジューシーなもも肉にカリッカリの衣。何粉を使ったらこんなにサクサクになるんですかね?
ピリッと辛いスパイスはきっと門外不出だと思います。独特の風味でやっぱり美味しい。
500円の対価としては最高です。
何度も買っちゃう。
これは家では再現できないし500円はしょうがないよな~
さて、なぜまる芳にガッカリしたかというと、李さんの唐揚げを2つ買っていればどれだけ幸せになれたのか??と思うと残念でならないからです。
まる芳は李さんを10とすると5くらいの満足度でした。
まる芳は「お子様や女性でも安心して食べられます」を売りにしているようですが、家の嫁(女性)も李さんのから揚げを好んで食べますし、家の娘(お子様の女性)も喜んで食べます。
デート前の女性とかはニンニクなしのほうがありがたいですかね。デート前にから揚げ食べるか知らないけど。
あと、まる芳は袋にメニューが入ってたんですが…
小倉クリームから揚げ…小倉ソフトから揚げ…
そもそもから揚げをベースにして、タレを変えてメニューにバリエーションを出してるようですが、から揚げ屋さんはから揚げ単体のうまさで勝負してほしいもんです。
そして今は迷走して謎メニューも出しているようですし、店員さんも元気がないし…
ここのお店はもう先が長くないんですかね…