先日のPrime Dayで、ずっと気になっていたEcho Budsを手に入れました!
最近、SoundPeats T2を買ったばかりなので、もったいないかとも思ったのですが…欲しいときが買い時!が私の買い物理念なので思い切って買ってみることにしました。
早く使ってみたいので、早速レビューしてみたいと思います!
- 開封式・内容物
- ペアリング・初期設定
- 装着感
- 試聴・音質レビュー
- ノイズキャンセリングの効果
- 使用感
- 使ってみて良かったところ・悪かったところ
- Echo Buds 内蔵Alexaでできること・できないこと
- Echo Budsはオススメできるかどうか
開封式・内容物
Echo Budsはこんな感じの箱に入って到着しました。小さくて、しっかりしていい感じの箱です。ワクワクしますね~!
箱を開けると充電ケース本体が見え、説明書を引き出せるようになっています。とてもワクワクしているので箱のデザインすら飛び出す絵本みたいにかわいく思えてしまいます…
Echo Budsの付属品は、充電ケース、イヤホン本体、USB Type-Cケーブル、イヤーチップ(S、M、L、XL)、ウィングチップ(S2セット、L1セット)、取扱説明書です。
ワイヤレスイヤホン系では、コストダウン等のためUSBケーブルが付属していなかったり、説明書がとても簡素だったりするので、USBケーブルもしっかり付属しており、フィッティングと基本操作が書かれた取扱説明書が付属しているのはありがたいですね。
ペアリング・初期設定
取扱説明書にある通り、まずはスマホにAlexaアプリをインストールします。
Alexaアプリを開き、Echo Budsのケースを開けるとペアリングと初期設定が始まります。
次へ、と進んでいくと問題なくデバイスを追加できました。
この初期設定でイヤーチップのフィットテストが行えるため、イヤーチップも合わせておくことにしました。
フィットテスト中はイヤホンからゴォーといった感じの音が流れます。
おそらくこのゴォーという音の漏れ具合でイヤーチップのフィット状態をテストしているんでしょうか?
私はイヤホン本体に最初からセットされているMサイズのイヤーチップでも、Lでもフィットテストは良好でした。普段のイヤホンは耳にきっちりはまるよう、大きめのイヤーチップを使っているのですが、Echo budsではMにしました。ウィングチップのおかげでイヤーチップはゆったりサイズを使用でき、耳穴が痛くならないのが良いですね。
デバイスの追加が完了すると、イヤホンの設定ができます。バッテリー残量の確認(音声操作でもイヤホンから聞けます)、ANCモードの設定、ウェイクワードのオンオフ(アレクサ、と話しかけなくてタップで呼び出せるようにできます)、タッチ操作のカスタマイズなどができます。
装着感
イヤーチップはM、ウィングチップはSを使用しています。
フィット感がよく、イヤホンがずれてきて指で頻繁になおす、といったこともありません。
イヤホン本体の直径は大きめに見えますが、厚みがさほどないので耳によくフィットし、違和感はありません。また、全体が丸っこくて角がないので耳に当たって痛いところなどもありません。
ウィングチップも付属しているので、ワークアウト中に音楽を楽しんでも大丈夫でしょう。
試聴・音質レビュー
iPhone SE 第2世代、標準のミュージックアプリで試聴します。Echo Buds 第2世代の対応コーデックはSBC/AACなので、AACで接続されているはずです。
まずは外音コントロールオフの状態で試聴してみました。
試聴に使用した曲はいとうかなこさんの「Hacking to the gate」です。
第一印象は全体として破綻なくキレイに出ている!という印象です。
わりかしフラット寄り、低音が少し持ち上げてあるかな、と言った印象を受けます。
低音といっても極低音ではなく、ズンズン!といったバスドラムが衝撃的に響く、というよりはベースがよく聞こえるようなチューニングで、私好みです。
高音もシャリつくことなく、耳に痛くないです。
続いて、Adoさんの「ギラギラ」を試聴してみました。
低音、高音、ボーカルもよく聞けそうな曲かな?と思い試聴してみました。
中音域、ボーカルは艶っぽいとまではいきませんが無難に出ている印象を受けます。
こちらの曲では、低音もズンズン来ますね!どんな曲でもドンシャリにしてしまうイヤホンではなく、原音に忠実だということだと思います。
他にも何曲か聞いてみましたが、1万円台のワイヤレスイヤホンとして申し分ない実力があると思います。
私は耳が老人なのでイコライザで低音を落として使います…低音好きな若者はそのまま活用してください!
ノイズキャンセリングの効果
ノイズキャンセリングは、標準設定だとイヤホン本体を長押し、またはAlexaアプリから設定します。
ノイズキャンセリングは、バッチリ効いています!
私は以前QuietConfortを少し試聴したことがあり、最近はSoundPeats T2を使用していましたが、それらと比べて遜色ないですね!かなり効いています。
Echo Buds自体がかなり遮音性が高いのでノイズキャンセリングオフでもかなりの騒音がカットされます。ノイズキャンセリングで最後の一歩を詰める、といった感じです。これは各社同じような感じかもしれませんが、人の声の周波数域はあえてカットしないように設計されているように感じます。テレビやラジオをつけてノイズキャンセリングをオンにすると、BGMやSEは消えるのに人の声は聞こえます…不思議ですね。
おそらく危険を知らせる声やアナウンスなどをカットしないように、また電車などのアナウンスを聞き逃さないようにこのように設計されているのでしょうね。
しかしながら、耳栓として使用するような、音楽をかけない状態でノイズキャンセリングをオンにすると、極めて小さい、気をつけて聞かないとわからない程度のホワイトノイズが聞こえてきます。
これは難癖をつけようとしなければ気づかないレベルなので、おそらく気になって仕方ない方は少ないと思います。
使用感
室内での使用
室内でノイズキャンセリングを試してみると、まずエアコンの音が無になりました!私の部屋のエアコンは窓用エアコンなのでかなりうるさいのですが、すごい威力です。
今もこのエントリを書きながらイヤホンをつけていますが、キーボードの打鍵音(私はバチバチうるさいタイピングをします)も無音になります。眼の前でものが動いているのに無音なのは不思議ですね…
自室にスマートフォンを置いて家中を移動してみましたが、接続が途切れることはありませんでした。
ウォーキングでの使用
こちらもノイズキャンセリングオンにてウォーキングしてみました。
ウィングチップをつけているからか、ウォーキングしていてもフィット感に不安はありません。また、歩いていて風がふいても風切り音はしません!SoundPeats T2ではノイズキャンセリングオンで風が吹くと「ボボボボ…」と風切り音がして不便に思っていたんですよね。
ただ、車の音などもほぼ無音になるので、ノイズキャンセリングモードで外を出歩く際は気をつけて通行する必要があると思います。エンジン音のような音は特によく消えるようで、車が来るのを見ていると「スー…」という僅かな音で走っているので不思議な感じがします。
ジョギングでの使用
ノイズキャンセリングオンにてスロージョグ程度の軽いジョギングをしてみましたが、良好ですね!
ウィングチップが良いのか?軽量で形がいいのか、全然ずれてきません。走っていてもいちいちイヤホンを押し込み直す必要がありません!
ノイズキャンセリングオンで走って、風が吹いていても風切り音は鳴りませんでした。かなり良いですね!
ただし、音楽を再生しない状態でノイズキャンセリングを使用すると強風だと風切り音が確認できました。音楽を再生していれば気づかない程度です。
また、アンビエントサウンドモード(外音取り込みモード)だと風切り音が「ザザザザ…」と鳴ります。
ジョギング中など周囲に注意を向けたほうが安全なときは、アンビエントサウンドモードを使用したいところですが、アンビエントサウンドモードだと風に弱いのは少し残念ですね。
買い物での使用
アンビエントサウンドモードを使用し、お買い物にいってみました。
Echo Budsのアンビエントサウンドモードはけっこう強力に外音を取り込んでくれるので、イヤホンをつけたままでもまったく問題なく店員さんと会話できました!
人の声は特によく聞こえるようにチューニングされている印象ですね。
電車での使用
これはいいですよ!電車の走行音、ドアの開閉音などが見事に消え、音楽に集中できます。
前述したようにノイズキャンセリングは人の声の周波数域は通すように設計されているようで、車内のアナウンスは割とよく聞こえるので降りたい駅で乗り過ごすことも少なそうです…
接続安定性も申し分ありません。
寝ながら使用(寝ホン)
これもいいですね!前述した通りホワイトノイズが少ないので、ノイズキャンセリング耳栓として使用できます。イヤホン本体が丸みを帯びていて薄いので、寝っ転がって耳に押し当てられても痛くありません。また、イヤホン本体のボタンは物理ボタンではないので、イヤホンを下にして枕に押し当ててもボタン操作としてタッチされてしまうことも少なかったです。
ただし、急に寝っ転がって枕に押し当てると、タッチとして認識されて曲が止まることがありました。そっと動けば問題ありませんでした。
使ってみて良かったところ・悪かったところ
良かった所
ここからは少しまとまりが悪いですが、私がEcho Budsの良いと思ったところ、気になったところをあげてみます。
・タッチ操作音や、耳につけたときなどに「ホワッ」といい音がなる
SoundPeats T2は、タッチ操作をしても何の音も鳴らないので今タッチできたのか?できてないのか?わからなかったり、無音になっていると誤タッチをして停止してしまったのか曲が終わったのかわからないときがあります。
Echo Budsはタッチすると「ホワッ」と気持ちのいい音がするので、タッチできたのかどうかわかりやすいです。1回タッチで「ホワッ」2回タッチで「テテン!」という感じに音が鳴るので、何回タッチが入ったのかわかりやすく、操作しやすいです。
また、Echo Budsは赤外線センサーを搭載しており、耳につけたかどうかを感知しています。SoundPeats T2や中華イヤホンなどは耳につけた途端「パワーオン!コネクテッド!!ペアリング!!」と言われますが、Echo Budsは「フォオ」と優しい音がします…
こういうの、地味に優しくていいですね。
・耳から外すと自動で一時停止
Echo Budsは前述したように、赤外線センサーを搭載しているので、イヤホンを片耳でも耳から外すと自動で曲が一時停止されます。これが助かります!また耳につけると自動で再生されます。
・ノイズキャンセリングモードでケースにしまうと、次に出したときもノイズキャンセリングモードになる
Echo Budsは、ノイズキャンセリングオンの状態でケースにしまうと、次にケースから出してもノイズキャンセリングがオンの状態で出てきます。アンビエントサウンドモードでしまっても、次に出すとアンビエントサウンドモードで出てきます。当たり前ですがありがたいですね…
SoundPeats T2はケースにしまうたびにノイズキャンセリングモードが強制オン、ノーマルモードでしまってもノイズキャンセリングモードで出てきていたので、しまったときの状態を覚えてくれるのがありがたいです。
・音声ガイダンスがアレクサのあの声
私はEcho Dotを使っているので、アレクサの声はなじみがあります。
Echo Budsを操作していて、例えばアンビエントサウンドモードにした時などの、「アンビエントサウンドモードがオンになりました」などの声がおなじみのあの声です。安心感があります。
「探す」機能がある
まだ置き忘れたりしていないので試していませんが、Alexaアプリに現在地へのアクセス権限を常時許可にしておくと、AlexaアプリからEcho Budsを探すことができます。
画像ではマスクしていますが、Echo Budsの現在地として、今私がいる場所の住所が表示されています。
家の中でなくした場合や、無くした場所の近くまで来たときなどイヤホン本体から大きな音を出して探すことができます。これは助かりますね!
気になった所
イヤホンを押し込むとタッチと判定されて誤操作が起こる
これはタッチ操作式のイヤホンでは仕方がないのかもしれませんね。私は本当は物理ボタンがいいんですけど…
耳からずれてきたな、と思ってイヤホンをなおしていると次の曲が再生されたりします。
ANCモード切り替え時にボゥ!と音が鳴ることがある
ANCのオン、オフなどを行うとボォ!と聞こえることがあります。なんでしょうね?耳がどうにかなるほどの音量ではありませんが、妙な感じです。
イヤーチップのサイズが独自
これはけっこう残念ですね!
奥に置いてあるイヤーチップが、メーカーは不明ですがいわゆる一番普通の、どこのご家庭にもたくさんあるであろうイヤーチップです。
右のイヤホンはSoundPeats T2で、SoundPeatsはこの汎用的なイヤーチップがハマるのですが、左のEcho Budsは軸が少し細く、汎用品はハマりません。
探すと互換性のあるイヤーチップも見つかるでしょうが、この一番汎用的なサイズが使えると助かるのにな、と思いました。
Echo Buds 内蔵Alexaでできること・できないこと
Echo BudsにはAlexaが内蔵されているため、イヤホンを装着していればスマートフォンをロックしていても音声操作ができます。
ただし、Echo BudsのAlexaを使用したすべての操作は、スマートフォンのAlexaアプリがバックグラウンドで起動している必要があります。Alexaアプリが起動されていないと、全ての音声操作が使用できません。
「アレクサ、音量を上げて/下げて」…スマートフォンのメディア音量を上下できます。
「アレクサ、次の曲を再生して/前の曲を再生して」…次へ、前へと操作してくれます。
「アレクサ、シャッフル再生して」…iOSのミュージックでは使えませんでした。Amazon musicアプリではシャッフルモードをオンにできました。
「アレクサ、スカイクラッドの観測者を再生して」…こちらもiOSのミュージックでは曲名指定はできませんでした。Amazon musicならできます。
「アレクサ、ノイズキャンセリングをオンにして/アンビエントサウンドモードにして」…最初はできないかと思ったんですが、できました!私の滑舌が悪かったようで、はっきりと言ったらノイズキャンセリングのオンオフを切り替えてくれました。
「アレクサ、電池の残量を教えて」…右耳、左耳、ケースそれぞれの電池残量を%で教えてくれます。これは便利です。
「アレクサ、テレビつけて」…私はOrvibo MagiccubeをAlexaと連携しているのでテレビをつけてくれます。
「アレクサ、玄関の鍵を開けて」…我が家はSesame 4・Sesame WiFiモジュールを設置しているので玄関の鍵開けてくれます。
「アレクサ、ラジコでZIP-FMをつけて」…これが驚いたのですが、Radikoアプリを入れていないのにAlexaがRadikoをつけてくれました!Alexaアプリに含まれているんですかね。放送局の操作もAlexaで音声操作できます。かなり便利です。
「アレクサ、Amazon musicをつけて」…これは普通につけてくれます。
「アレクサ、ミュージックアプリを開いて」…iOS標準のミュージックアプリは開いてくれませんでした。残念…
「アレクサ、プライムビデオをつけて」…ロック時にPrime Videoをつけて、と頼むとスマートフォンのロックを解除するように言われ、ロック解除するとつけてくれます。
「アレクサ、Gmailを開いて」…これも少し驚いたのですが、ロック解除時に開いてほしいアプリを頼むと、Alexa経由でアプリを開いてくれます。
うまく開けるアプリと開いてくれないアプリがありますが、手が離せないときにアプリをパッと開きたいときや、ホーム画面のたくさんのアプリの中から探すのが面倒なときなど便利だと思います。
Echo Budsはオススメできるかどうか
私はEcho Budsを購入して大変満足しました。
AmazonのレビューではAirPods Proに比べてノイズキャンセリングが…とかAirPods Proに比べて音質が…とか、なぜ価格が数倍違うAirPods Proと比べるのでしょう…と思ってしまいましたが、皆さんそれだけEcho Budsに期待してるということですね!
逆にAirPods Proを普段使っているひとでもEcho Budsを購入しているということなので、Echo BudsはAirPods Proと張り合えるものだとも言えると思います。
この価格で、色んなところに気を使って作られており、「モノを持った満足感」が得られる品質になっていると思います。
サポートもAmazon純正デバイスなので、Amazonのサポートが受けられると思うと不安はありませんし、品質にも疑問はありません。
ちなみにEcho Budsは一年保証なので、私は大変気に入って長く使いたいと思っているので延長保証も追加しようと思っています。
(Amazonデバイスは基本的に購入時に延長保証を購入しますが、購入から30日以内なら後から追加購入できますし、Amazonデバイスをギフトとして他人から譲り受けた場合でも自分で延長保証を追加することもできます)
私は他の誰かがEcho Budsを買おうと思っていて、どう思うか、と言われたら良いよ!とオススメします。
ただ、私は自宅にスマートホーム環境があり、普段からAlexaを使っているので、Alexaとの連携が気に入ってる面も大きいです。
Alexaアプリを入れたくないとか、起動しておきたくないとか、そもそもHey siriを使いたいなどなど…Echo Budsがあまり向かない使い方の方も見られると思います。
Echo Budsは音質はバッチリ、ノイズキャンセリングもいい感じですが、その基本機能プラスアルファの機能が気に入るかどうかで決まってくると思います。
皆さんそれぞれの使い方、好みにあったイヤホンを選択していただけるといいな、と思います。