後ろ向き太郎の後ろ向き日記

DIY、エアガン、武器、コインが好きです。

ハイキャパ 5.1のマガジンのガス漏れを修理する

我が家に東京マルイ ガスブローバックガスガン ハイキャパ5.1がやってきました。

こちらはジャンクではなかったはずなのですが、マガジンのすべての箇所から盛大にガス漏れしているというワイルドな状態でやってきました。

ガスブローバックのガスガンのマガジンは、Oリング劣化による注入バルブ、放出バルブ、マガジンボトムからのガス漏れがありますが、結果的にはすべての箇所のOリングを交換することになりました。

お手元にパーツリストを用意し、ガス漏れ箇所を確認しながら修理していきましょう。

パーツリストがない場合は、東京マルイ公式ページからご覧いただけます。

https://www.tokyo-marui.co.jp/pdf/p_pdfmanual_200612142303.pdf

なお、ハイキャパシリーズのマガジンは共通なので、この修理方法でハイキャパ各種が修理できます。

まずは注入バルブから行きます。ガスを充填し、石鹸水を垂らすと気泡ができます。ここからガスが漏れているということです。

バルブレンチを使用して、注入バルブを取り外します。

注入バルブが取り外せました。

左が古いOリング、右が新しいOリングです。古いOリングはつぶれていますね。シリコンオイルを塗ってもとの位置に組込ましょう。

元通り組み付けると、注入バルブからのガス漏れはなくなりましたね。注入バルブの右の穴はマガジンシャフトネジが入る穴で、ここからも少し漏れているので後でこのOリングも交換します。

次は放出バルブです。ここは下の画像で見えている部分ではなく、ガス放出口のほうにガスが漏れているため、石鹸水では判別できませんでした。ガス放出口から聞こえるシュワシュワという音でガス漏れを判断しました。

こちらもバルブレンチを使って放出バルブを取り外していきます。

こちらが取り外した放出バルブです。

Oリングを取り外してみたところ、私はハイキャパ純正サイズのOリングを用意したのですが、微妙にサイズが異なります。下が古いOリングで、上が新しいOリングです。

こちらのマガジンは放出バルブが社外品になっていたので、微妙にサイズが違うのかもしれません。

が、これくらいなら問題ありません。シリコンオイルを塗って組み込みます。

バルブレンチで適切な強さで締め込み、ガス漏れのないことを確認しました。

では、マガジンボトムからのガス漏れを修理していきます。マガジンの下部の方から「ジュ~~」という音がしてけっこうな速度で漏れる場合は、ここが漏れています。

マガジンバンパーのピンを押しながら、マガジンバンパーをずらして取り外します。

マガジンボトムが見えます。ここのマガジンシャフトネジをゆるめるとマガジンボトムが取り外せます。マガジンシャフトネジにはOリングが入っているので、そのOリングを交換しない場合はネジを緩めるときにOリングを傷めないように気をつけましょう。

マガジンボトムが外れると、マガジンフォロワーとマガジンSPが取り外せます。ついでなのでマガジンフォロワーやマガジン内のBB弾が通る部分を清掃してオイルアップしておきましょう。

こちらのマガジンボトムについているOリングがOリング大です。

ネットで検索すると、マガジンボトムからのガス漏れがあった場合にこの部分にシールテープを巻いて修理する、という方法がよく出てきますが、せっかく分解するのにわずかな金額をケチって(東京マルイ純正部品でH51-80 Oリング大は105円です)微妙な修理をしてごまかすのはどうなのかと…?シールテープも百均で買っても110円しますし、せっかく分解するなら気持ちよく新しいOリングに交換してあげたら…?と私は思ってしまいます。

少し話がそれましたが、右が取り外したOリング大です。四角くなっていますね。左が新しいOリングです。シリコンオイルを塗りこんで組み込みます。

マガジン内、マガジンボトムともにOリング大が接触する部分はきれいに清掃しておきましょう。

マガジンシャフトネジのOリングも交換します。マガジンシャフトネジのOリングはこんな感じに、平ワッシャーの先に入っています。

左が新しいOリング、右が古いOリングです。

マガジン内にマガジンフォロワー、マガジンSPを入れ、マガジンボトムをセットしてマガジンシャフトネジを締め付けて完成です。

今回、私はOリング類は社外品を使用しましたが、東京マルイの純正部品の通信販売も時間はかかりますが親切に対応してもらえます。

ささっと部品を手に入れてすぐ直したいなら社外品、なるべく純正部品がいいなら東京マルイの部品注文がいいでしょう。