後ろ向き太郎の後ろ向き日記

DIY、エアガン、武器、コインが好きです。

2~3000円で軽量薄型ノートPCの夢!?モバイルシンクライアント Atrust mt178を入手

1kgちょいで軽量、B5サイズでコンパクトなノートPCが2500円…夢がありますね!
上記のように、PCのスペックとしてみると大変心細いのですが、本来はシンクライアントですからね。
それをどのように使って遊ぶかを考えるのが楽しいんですよね。

Atrust mt178とは

Atrust mt178は、Atrust製の13.3インチ モバイルシンクライアント端末です。
本来はAtrustの独自OSを搭載しており、リモートデスクトップによってサーバー等に接続し、画面とキーボードのみ使うことを目的とした端末、シンクライアントなのですが、こちらのAtrust mt178はx64アーキテクチャを採用したシンクライアントですので、PCと同じOSが動きます。

Atrust mt178 - アセンテック

不要になったシンクライアント端末は、ジャンクショップやネットなどで安価で販売されていることが多いので、こちらのAtrust mt178も安価で購入でき、そこにChrome OSなどのOSを入れてPCとして使えるようにして遊んでみている方がちらほら見られます。

スペック
Atrust mt178のスペックは以下の通りです。
CPU:Intel Bay Trail (Celeron N2807)Dual Core 1.58GHz
RAM:2GB/4GB
フラッシュメモリ:4GB〜64GB
ディスプレイ:13.3インチ 16:9 ノングレア / 1366 x 768 , LEDバックライト
13.3インチ 16:9 ノングレア / 1920 x 1080 , LEDバックライト(mt178 FHDモデル)
I/O ポート:VGA,USB3.0 x 1,USB2.0 x 2,ヘッドホン,マイクロホン,内蔵スピーカー,RJ45,DC入力
RJ45,DC IN
ネットワーク:10/100/1000Mb,IEEE 802.11ac/a/b/g/n
ウェブカメラ:HD 720P 1280 x 720
サイズ:(W) 319 x (D) 223 x (H) 20.5 mm
重量:約1.19kg
バッテリー容量 2000mAh, 29.6Wh (バッテリーパック)

入手方法
私は2500円くらいでネットで手に入れました。秋葉原や日本橋、大須などのジャンクショップやネット店舗に安く転がっているかも?

実機について


私が入手したものはこのようなものです。

Windows 10 IoT Enterpriseのシリアルが貼ってあるのでmt178w10という型番のようです。

RAMがマザーボードに直付けで交換不能、2.5インチベイに端子がない、SDカードスロットがメクラされているなどの点を除くと、
エプソンダイレクト「Endeavor NA511E」とよく似ているようです。OEMでしょうか。

上記の通り、RAM、2.5インチベイは交換できるものがないため、その部分のカバーを開けても特になにも交換できません。左上のminiPCIeスロットのカバーを開けるとWiFiカードにアクセスできるくらいでしょうか。

mt178w10は内部にSSDポートがあり、SSDが交換可能です。私が入手したものにはm.2 2242 8GBのSSDが刺さっていました。mt178w10の内部SSDポートはm.2 Bkey SATA SSDの2242、2280が装着可能です。

SSDスロットにアクセスするには、裏蓋を外す必要があります。本体裏側に見えているビス(このシールを破ると保証が…シールの下に2本あり)をすべて外して、裏蓋を持ち上げるだけで難しいことはありません。

写真のとおり、m.2 SSDはスペーサを用いて取り付けられており、2242と2280が取付可能です。mt178はWindows 10 IoTモデル以外はこのSSD端子がないそうなので、ラッキーでした。

個人的にはWindows 10 IoT Enterpriseのプロダクトキーが貼られているのがうれしいです。Enterprise版なので正確には違うかもしれませんが、ふつうは使えないWindows 10 IoT Enterpriseがおおっぴらにタダで(中古代金は払っていますが)使えるので、いろいろ遊べそうです。EnterpriseのキーでProをインストールできますよね?たぶん。このmt178でしか使えないと思われるキーとはいえ、正規Windows 10 Enterpriseのキーだけでけっこう価値があるんじゃないでしょうか。