今年、2024年元旦に発生しました、令和6年能登半島地震により、被害にあわれた方へ、心からのお悔やみを申し上げます。
お怪我をなされた方、家屋に被害を受けた方、またそうでなくても混乱や物資不足により困難を経験されている方が多く見えるかと思います。
私達にできることは少ないのですが、私としましては正しい情報を入手し、「よかれと思っても」デマのもとになるような情報を見ない・信用しない・流さないことを心がけていき、一刻も早く皆様が安心して過ごせるように、また今後復興へとつながるようお祈り申し上げております。
さて、私は最近、デジタル簡易無線を2台買い増ししました。
私は以前にもデジタル簡易無線を電子申請にて2台包括申請しているため、今回新たに購入した2台のぶんについて、開設届を電子申請して、合計4台になるように申請するも新規作成で申請を開始できます。
私は以前に包括申請で申請しているので、その続きからになります。詳しくは以下のエントリをご覧ください。
新規申請で開設届を選択します。
開設日、運用開始日は今日の日付を入れました。
常置場所・移動範囲・識別符号を入力します。
移動範囲は「全総合通信局」を選択して一括で入れてみました。
識別符号にはCSM番号を入力します。
デジタル簡易無線と一緒に入っている申請書にも書かれていますし、本体の電池パックを外した内側とかにも書いてあります。
今回私が開設しようとしている、TPZ-D553ではこんな感じです。CSM No.と記載されていますね。
一局ずつCSM番号を入力します。この画面でも複数のCSM番号が入ってしまうのですが、そうではなくて一局追加して、また一局追加して2台にします。
次に、装置情報として製造番号、技適番号を入力します。これもデジタル簡易無線に添付の申請書類や、本体内側に記載されています。
最終的にこうなって、開局数が2局になります。
マイナンバーカードを使い、署名して送信します。
マイナンバーカードの署名用暗証番号は忘れると厄介なようです…忘れないようにしましょう。
送信後に表示される、問い合わせ番号は申請状況を確認するのに必要です。控えておきましょう。
申請後の状況は以下のページから確認できます。
申請直後は「到達」となっています。しばらく待っていればこれが「審査終了」となり、電波利用料の請求がくるでしょう。
このように、デジタル簡易無線はかんたんな手続きをするだけで、免許無しで使用できるトランシーバーとしては大出力の5Wが使用できます。特定小電力トランシーバーの0.01Wと比べると、500倍です。とても便利なものです。
私はもともと防災目的・非常時の連絡用としてデジタル簡易無線を用意していましたが、今後とも備えていこうと思いました。
大規模災害においてはインターネット・携帯電話が使用できなくなる可能性が高いということもわかり、自宅のインターネット回線も冗長化できないかと考えています。
個人的にはバックアップとしてStarlinkを導入したいのですが、バックアップとしてだけに導入するにはStarlinkは少し高いですね…
私はペットを飼っているので、なにか災害があっても避難所にペットを入れることはできないため、ペットと共にいるために一人自宅に残らないといけないのではないかと考えています。
その際に、自宅と避難所で連絡をとるためにデジタル簡易無線が使用できるのではないか、と考えています。
今回購入した5Wのデジタル簡易無線では、市街地でも3km程度の距離で通話できることを確認しています。両方とも建物の中にいる状態で3km通信できたので、かなりいい結果だと思います。
これなら自宅と避難所とで会話などもできると思います。
デジタル簡易無線は、レジャーにも、業務にも、防災にも色々と応用が考えられます。
私の持っているのは2023年の増波非対応モデルですが、増波対応モデルならチャンネルも広がり、より使用しやすくなっています。
この機会に、デジタル簡易無線を導入してみてはいかがでしょうか。