我が家は敷地内に高低差があるので階段があるんですが、開きっぱなしの階段のため非常に危ないんです。
こんな感じで、右側によろけたりしたら4mくらいのところから地面に真っ逆さまです。
この家を買った直後から手すりはつけたかったのですが、子どもがよく歩くようになり急いで付けなきゃならんと思って今に至ります。
手すりの部材については、既成品の手すり用部材を使うか、単管などの部材を組み合わせるかで悩みました。
このあたりの商品のようにセットになった部材もあるのですが…
今回私が取り付けたい場所が屋外でしかもコンクリ部、しかも傾斜もあるため手すり用部材ではかなり高額になってしまいます。
なので初体験ですが単管でいってみることにしました。
詳細な設計図はありません。面倒臭かったので…
単管同士の接続にはジョイント工業さんのかん太を使用しました。
まずは手すりの支柱です。かん太のZ-15-1Rを使用し、M6のアンカーで固定します。
ジョイント工業さんの図面では、ネジ穴は6.6mmとあったのですがメッキがとてもしっかりしているためか、M6のボルトを通すことができませんでした。
なので、7.5mmのドリルで穴を拡大しました。
どうせ多少穴位置がずれるだろうと思い、余裕を持って7.5mmです。結果的には位置ズレを吸収しつつずれ過ぎもせずのいいサイズでした。
さて、支柱の位置決めですがここでも横着をしました。
本来はマーキングして穴を開けるべきでしょうが、支柱金具を置いてその穴の位置に小さい穴を開けて、マーキングの代わりにしました。
小さい穴が開いた箇所に本命の穴を開けていきます。
私は穴を深く開けすぎないようにテープでマーキングしています。
無事本命の穴が開きました。
ここですぐにアンカーを打ち込みたいところですが、一度支柱金具を仮止めしてみます。横着して開けているので入らない可能性もありますし…
ピッタリ入ったら、このままの状態でピンを軽く打ち込み、アンカーがこれ以上下がらないようにします。
アンカー打ち込み時に支柱金具の穴位置からずれていったり、アンカー穴が深すぎた場合、ネジ部が埋まってしまい、支柱金具が使用できないほど下がっていってしまうことを防ぐためです。
逆に言えば、アンカー穴が深すぎてもこのやり方なら問題ありません。
ピンを軽く打ち込んで固定できたら、支柱金具を取り外して完全に打ち込みます。
順番が前後しますが、屋外階段の踏面は若干勾配がついているため、ワッシャーを入れて水平を出しています。下の画像では水平が出ていませんが、上の画像のワッシャーを入れた後は水平が出ています。
そんなこんなで支柱金具が取り付けられました。
次は、支柱にする単管を切断していきます。
この時点ではこんな大きいサイズのパイプカッターを持ってなかったので…サンダーでいきました。この後にパイプカッターちゃんと買いました。完成した後ですけど。
支柱の高さは75cmにしてみました。3mの単管を4分割したら楽そうだなあ、というだけの理由ですが以外にいい高さでしたよ。
支柱と手すりをつなぐ金具はジョイント工業さんのZ-6-1Eを使用しようと思っていたのですが…上の画像でもZ-6-1Eがついているのですが…
実際にやってみたらこうなってしまいました。
どうやらZ-6-1Eは90°~-90°程度にジョイントする金具なんですね…
階段の傾斜では取り付けられませんでした。
なので作戦変更して、手すり側はZ-6-1Eのまま、支柱側にZ-7-1SとS-8-1Wを使用することにしました。
そんな感じで、熱中しすぎてこれ以降の写真が少ないんですが完成しました!
Z-6-1Eを使うつもりのところにS-8-1Wを使用しているので、上端が開きっぱなしなのでエンドキャップをつける予定です。
支柱側と手すり側の接続にはM10のボルトを使用しています。
強度的に一番心配なのは支柱を固定しているM6ボルトですが、完成した状態でかなり力をかけても問題はなさそうでした。
あと、塗装にはローバルのシルバーを使用しました。
手触りもサラサラしていて手すりにも問題なく、色も悪くなかったので次に単管でなにかを作るときもローバルを使用すると思います。
※2018年3月12日追記
開きっぱなしになっていた支柱上部にエンドキャップを取り付けました。
ダクタイル端末化粧キャップの11-C-Dとワンポイントにカエルがついたエンドキャップの11-1C-Kです。
エンドキャップをつけるといい感じに手すりらしくなりました。
11-C-Dはキャップ自体はかなり肉厚のある鋳造製品で、耐久性にも問題なさそうですが標準品のためネジはユニクロメッキでした。長期間野外で使用するならネジのみステンレスに交換してもいいかと思います。